整体の知恵シリーズ③一息四脈のこと
インフルエンザが流行り始めました。
大磯地区の学校ではまだのようですが、二宮ではもうずいぶん多くの子が罹っているようです。
近いうちにこちらにもやってくることでしょう。
インフルエンザは風邪と違いあまり歓迎できる病気ではないのですが、普段からしっかり水を摂っていれば、また足湯などで冷えを取っていれば、一直線に熱が上がり、その後下がります。
特に先天的に弱い場合などを除いて、こじらせるのは冷えと渇きの影響です。
実を言うとうちの家族は今まで誰もインフルエンザに罹ったことがないのです。
勿論予防接種などはしていません。
というより、うちでは高熱が出たとしてもそれだけですぐに医者に行くということはないので、
そういった診断が下されるチャンス(?)がなかったという方が正確です。
では、どういう時に医者へ行き、どういう時は行かなくともよいのでしょう。
これはかなり重要な問題ですよね。
特に子育て中は頻繁にそのような判断をしなければなりません。
しっかりとした判断基準を持たなければ、不安が高じて、赤ちゃんがくしゃみや咳をしたと言っては医者に行き、8度熱が出たと言っては夜中に救急病院へ車を飛ばす、ということになりかねません。
これでは自分で病気と闘う体力を養うこともできず、弱い子に育ってしまいます。
かと言って、放置してとんでもないことになるのも怖い、、、。
整体ではこんな時の判断基準をはっきりと数値で示しています。
うちでも勿論、家族の誰かが40度程度の高熱を出したことは何回もあります。
娘が2歳の時、ヘルペスに罹り40度近くの熱を出しました。
はあはあと苦しそうにしていますが、「大丈夫?」と尋ねるとにっこり笑ってこくりと頷いたことをよく覚えています。
娘は風邪を引いた時などよく逆腹式呼吸(お腹が息を吸った時にへこみ、息を吐いた時に膨らむ)になって苦しそうなこともありましたが、結局一度も医者へ行くことなく21歳を迎えています。
大人の私たちも若い頃は良く熱を出しました。私も39度以上が3日間続き、一週間で10kg体重が落ちたこともありましたし、連れ合いは30代半ばではしかに罹りました。
それでも医者に行くという判断をしなかったわけですが、まあ、一般的に言えば無謀、ということになるでしょうね(笑)。
しかし、それは単なる信条とか主義とかそういうものではありませんでした。
きちんとした根拠があったのです。
それが表題の一息四脈です。
呼吸を一回する間に脈が四回打っている時に、人は絶対に死なないのです。
例えば一分間に呼吸が20で、脈拍が80.とか、25と100とか、回数ではなく、比率が問題です。
インフルエンザでもはしかでも、それは同じです。
苦しそうに見えても、測ってみると驚くくらい正確に一対四。
そういう時は少しずつ水を摂りながら、後頭部に愉気をしたり足湯をしたりしていれば自然に熱が下がりますから、私たちは安心して経過を待つことができました。
ただし私たちも普通の親ですから、始めの頃はやはり不安もありました。
大丈夫かな、と思ってもう一度測ってみると、やっぱり一対四。
何回測っても一対四。
医師の世話になるべき機会というのは思ったより少ないものなんです。
では、出産以降我が家では一度も現代医学の力を借りなかったかと言えば、そうではありません。
一度だけ息子の一息四脈がくずれたことがありました。
私はすぐに医者に行くことを決断しました。
診断結果は肺炎。
9日間入院しました。
私は2日目から息子のベッドに泊り込んで、日夜愉気をしたのです。
最初は肺炎に対応して胸鎖乳頭筋に。
その後は薬の弊害をなくすために肝臓に。
不安な一週間が過ぎ、息子が遊び始めた時の感動は忘れません。
同時に息子をそんなに危ない目にあわせてしまったことへの痛烈な反省から私は月に一度、4年半の間、経堂の岡島先生の道場へ整体の稽古へ通いました。
今、こうして皆さんに整体的子育てについてお話できるのには、そんな背景があるのです。
娘も息子も、小さい頃から自分の力で病気を経過させて生きてきましたから、今では長期間極寒のヨーロッパで農作業などを行っても大丈夫くらいの体力は身についているようです。
皆さんにお子さんの脈拍と呼吸を測ってみることをお勧めして、今日のお話は終わりにします。
大磯地区の学校ではまだのようですが、二宮ではもうずいぶん多くの子が罹っているようです。
近いうちにこちらにもやってくることでしょう。
インフルエンザは風邪と違いあまり歓迎できる病気ではないのですが、普段からしっかり水を摂っていれば、また足湯などで冷えを取っていれば、一直線に熱が上がり、その後下がります。
特に先天的に弱い場合などを除いて、こじらせるのは冷えと渇きの影響です。
実を言うとうちの家族は今まで誰もインフルエンザに罹ったことがないのです。
勿論予防接種などはしていません。
というより、うちでは高熱が出たとしてもそれだけですぐに医者に行くということはないので、
そういった診断が下されるチャンス(?)がなかったという方が正確です。
では、どういう時に医者へ行き、どういう時は行かなくともよいのでしょう。
これはかなり重要な問題ですよね。
特に子育て中は頻繁にそのような判断をしなければなりません。
しっかりとした判断基準を持たなければ、不安が高じて、赤ちゃんがくしゃみや咳をしたと言っては医者に行き、8度熱が出たと言っては夜中に救急病院へ車を飛ばす、ということになりかねません。
これでは自分で病気と闘う体力を養うこともできず、弱い子に育ってしまいます。
かと言って、放置してとんでもないことになるのも怖い、、、。
整体ではこんな時の判断基準をはっきりと数値で示しています。
うちでも勿論、家族の誰かが40度程度の高熱を出したことは何回もあります。
娘が2歳の時、ヘルペスに罹り40度近くの熱を出しました。
はあはあと苦しそうにしていますが、「大丈夫?」と尋ねるとにっこり笑ってこくりと頷いたことをよく覚えています。
娘は風邪を引いた時などよく逆腹式呼吸(お腹が息を吸った時にへこみ、息を吐いた時に膨らむ)になって苦しそうなこともありましたが、結局一度も医者へ行くことなく21歳を迎えています。
大人の私たちも若い頃は良く熱を出しました。私も39度以上が3日間続き、一週間で10kg体重が落ちたこともありましたし、連れ合いは30代半ばではしかに罹りました。
それでも医者に行くという判断をしなかったわけですが、まあ、一般的に言えば無謀、ということになるでしょうね(笑)。
しかし、それは単なる信条とか主義とかそういうものではありませんでした。
きちんとした根拠があったのです。
それが表題の一息四脈です。
呼吸を一回する間に脈が四回打っている時に、人は絶対に死なないのです。
例えば一分間に呼吸が20で、脈拍が80.とか、25と100とか、回数ではなく、比率が問題です。
インフルエンザでもはしかでも、それは同じです。
苦しそうに見えても、測ってみると驚くくらい正確に一対四。
そういう時は少しずつ水を摂りながら、後頭部に愉気をしたり足湯をしたりしていれば自然に熱が下がりますから、私たちは安心して経過を待つことができました。
ただし私たちも普通の親ですから、始めの頃はやはり不安もありました。
大丈夫かな、と思ってもう一度測ってみると、やっぱり一対四。
何回測っても一対四。
医師の世話になるべき機会というのは思ったより少ないものなんです。
では、出産以降我が家では一度も現代医学の力を借りなかったかと言えば、そうではありません。
一度だけ息子の一息四脈がくずれたことがありました。
私はすぐに医者に行くことを決断しました。
診断結果は肺炎。
9日間入院しました。
私は2日目から息子のベッドに泊り込んで、日夜愉気をしたのです。
最初は肺炎に対応して胸鎖乳頭筋に。
その後は薬の弊害をなくすために肝臓に。
不安な一週間が過ぎ、息子が遊び始めた時の感動は忘れません。
同時に息子をそんなに危ない目にあわせてしまったことへの痛烈な反省から私は月に一度、4年半の間、経堂の岡島先生の道場へ整体の稽古へ通いました。
今、こうして皆さんに整体的子育てについてお話できるのには、そんな背景があるのです。
娘も息子も、小さい頃から自分の力で病気を経過させて生きてきましたから、今では長期間極寒のヨーロッパで農作業などを行っても大丈夫くらいの体力は身についているようです。
皆さんにお子さんの脈拍と呼吸を測ってみることをお勧めして、今日のお話は終わりにします。
by momonoyaoiso
| 2014-12-27 01:59
| 日記