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もたもたしているうちに、おひなさまが過ぎてしまいましたが、うちのおひなさまのご紹介続けます。

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上は、大磯のときのお客さまから、確か伊豆稲取に行かれたときのお土産でいただきました。秦野の小中学校の同級生仲良し三人組のお客さまのうちのおひとりです。

この三人のお客さまにはたいへんお世話になりました。子どもたちがまだ保育園に行く前くらいのとき一度、ご予約いただいていたランチをすっかり忘れてしまったことがありました。確か前日夜30名くらいのパーティを催していて、店にそのまま泊まって遅いブランチに子どもたちとホットケーキを食べていたときでした。お客さまの声にはっとして一瞬青ざめました。お詫びして、なんの用意もなかったのでホットケーキをご一緒していただきました。その上あたふたしていた私は、なんの科もない、まだ2歳の加豆美をささいなことで叱ったりもしてしまい、今思っても心が痛みます。記憶にある限り、ご予約のお客様にお食事をお出しできなかったことはもう一度だけありますが、それは私と野尻の間の行き違いによるものでした。ですがこのときは完全に私のミスでした。にもかかわらず、大磯を離れるときまで、ほんとうによく来てくださいました。そして今も、ときどきケーキなどのご注文をいただいています。ありがたいお客さまです。

下のおひなさまは、大磯の店を始めるとき、八王子の方の大きな倉庫を持っている古道具屋さんで買ったものです。ここでは水屋箪笥やネジ巻き式の柱時計、大き目のつぼなど入手して、今も使っています。

あるお客さまがこのおひなさまを見て、野尻に「なんだかおひなさまが逃げそうだけど、あなた大丈夫?」と言われたことがあり、彼がえっ?と私を見たのがおかしかったです。

うちのいずれのおひなさまも、段飾りと違って出すのもしまうのも簡単で場所を取らないのがいいと思っています。私が生まれたときに祖父が買ってくれた段飾りは、あき津がイギリスに行くまでは飾っていましたが、その後は押し入れの三分の一くらいを占めているだけで日の目を見ませんでした。祖父には申し訳なかったけれど、大磯を離れる前に、野尻の兜飾りや五月人形と一緒に、平塚のweショップに引き取ってもらいました。

大磯ではおひなさまは旧暦で祝うと聞き、いつもうちでは4月初めまで飾っています。早目にしまわないと嫁入りが遅れるとか言いますが、うちには嫁入りの発想はもとよりないので、ゆっくりです。よろしければぜひご覧ください。


# by momonoyaoiso | 2024-03-13 00:51 | 日記
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